祖谷そばの話
その昔、お祝い事があると夜なべをして嫁姑が作業をしました。
仲がいいとそばの粉は、細い粉ができ、良い風味を出すのだと言われています。仲が悪いと しゃくり引き(自分の方に引っ張る)と荒い粉となり、いい味がでないそうです。
民謡の粉引き節に「嫁をいじめると自分の娘も苦労するよ」という歌詞があります。仲良くしないといいそばも出来ないよ。そんな民謡を歌いながらそばを作ったようです。
そば作りで歌われた民謡
「東祖谷の粉引き節」
嫁じゃ嫁じゃと 嫁のなしょたてなよ
かわい我が子も
人の嫁よ サーヨイヨイヨー
臼よ早ョ 廻え 早廻て 終えよ 門に立つ殿
待ち兼ねるよ
サーヨイヨイヨー
小島(おしま)峠で 菅生(すげおい)見ればョ
相も変わらぬ 徳島よの
祖谷と言わずに また来てたもれよ
手打ち そばなど
しんぜやしょョ サーヨイヨイヨー
めんめ塾とは
めんめとは、各々という意味。
古くから伝わる伝統芸能や工芸、工法、 食文化を受け継ぎ、観光客や次の世代に伝えようとする人たちが集まった塾のことです。
徳島の秘境・奥祖谷で、伝統の技を受け継ぐそば打ち体験!
祖谷めんめ塾は、徳島県三好市の秘境・奥祖谷にある唯一の体験工房。
海外の方にも好評で、初めての方でもそば打ち体験できます。手打ちする「祖谷そば」は通常のそばより太く短いのが特徴。祖谷地方で収穫されたそば粉を使って作る郷土料で、昔ながらの素朴な味わいです。
奥祖谷でしか味わえない季節の味を楽しみながらぜひ、のんびりした時間をお過ごしください。